【コロナと学校】「学校再開Q&A」更新 具体策を明記

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため政府が発令した緊急事態宣言が5月21日、大阪府、京都府、兵庫県で解除されたことを受け、文科省は感染防止のため学校に実践してほしいこと、児童生徒や保護者に知ってほしいことなどをまとめた「学校再開等に関するQ&A」を同日付で更新した。学校が再開されても感染リスクの排除を徹底するため、授業や部活動などでの留意点を盛り込み、学校が講じるべき感染防止の具体策を明記した。

緊急事態宣言の対象地域から外れても、学校での感染拡大のリスクはなくならないことから、厚労省が感染防止のために示した「新しい生活様式」の考え方を踏まえ、感染防止対策を徹底した上で、教育活動を段階的に開始してほしいとした。

具体例として、▽必要に応じて学級を分けた上で、使用していない教室を活用するなどして、可能な限り身体的距離を確保する▽児童生徒らに発熱などの風邪の症状がみられるときは、自宅で休養するよう指導を徹底する▽室内の近距離で行う合唱や調理実習など、対策を講じてもなお感染リスクの高い学習活動を避ける――と挙げた。風邪の症状で登校しなかった場合、学校を欠席扱いにはしないとしている。

学校で通常時にはマスクの着用を求め、特に近距離での会話や発声が必要な場面では、飛沫(ひまつ)を飛ばさないよう、マスクの着用を徹底させてほしいとした。子供の登校前には家庭で毎朝検温し、風邪の症状がないか確認することを求めた。

部活動については、▽休校中に運動不足となっている生徒もいるため、十分な準備運動を行うとともに、身体に過度な負担のかかる運動を避けるなど、けがの防止に十分留意する▽生徒が密集する活動や、近距離で組み合ったり接触したりする場面が多い活動、向かい合って発声したりする活動については、地域の感染状況を踏まえ、安全な実施が困難である場合、当面の間、密集せずに距離をとって行ことのできる活動に切り替えるなどの工夫をする▽部活動で使用する用具などについては使用前に消毒するとともに、生徒の間で不必要な使いまわしをしない――などを挙げた。

部活動の地方大会については、感染リスクの対応が整わない場合は、引き続き慎重な対応が求められるとした。大会に参加する場合は、会場への移動時、宿泊時、会場での更衣室や会議室の利用時なども含め、学校として責任を持って、生徒や教師らの感染防止対策を講じることが必要だとした。対外試合や校外での合宿などについても、部活動を担当する教員のみで決めることはせず、学校として責任を持って必要性を判断し、実施する場合は大会参加と同様に感染防止対策を講じてほしいとした。

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