【コロナと学校】都が夏休みなど短縮 学校再開向け指針

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の解除を受け、都教委は5月28日に開催した第10回定例会で、今年度に限り夏休みと冬休みを短縮する、都立学校管理運営規則の改正を行った。6月1日からの都立学校の再開を見据え、学校での感染予防対策などをまとめたガイドラインも策定。安全な学校再開に向けた対策を急ぐ。

授業時数確保のため、夏休みや冬休みの短縮を決めた都教委定例会

長期化した休校による授業日数を確保するため、今年度の都立高校、中学校、中等教育学校、特別支援学校の夏休みを、7月21日~8月31日から8月8日~23日(特別支援学校8月1日~23日)に短縮。12月26日~翌年1月7日までとしていた冬休みも、都立高校、中学校、中等教育学校は12月26日~翌年1月3日まで、特別支援学校は12月26日~翌年1月5日までと、それぞれ短くする。

緊急事態宣言の解除を受け、都立学校は6月1日から、準備の整った学校で登校日を設け、分散登校や通勤ラッシュを避けた時差通学を実施。5月末~6月中旬にかけて、登校日や一度に登校する生徒数、在校時間を3段階に分けて緩和していく方針。

再開に合わせて策定された、学校の感染防止対策に関するガイドラインでは、学校内外における3密(密閉、密集、密接)の回避、30分に1回以上の換気、アルコールを含んだ消毒液の設置、登校前の家庭での検温、学校でのサーモグラフィーや非接触型体温計での検温など、小まめな健康状態のチェックを行うよう求めた。

都立高校の段階的な学校再開

また、歌唱や身体の接触を伴う活動は当面実施せず、水泳は健康観察と密集を避ける対策をした上で実施する。

同ガイドラインでは今後、学校で感染者が発生した場合についても定めた。

感染の疑いがある段階では、疑いのある児童生徒は出席停止とするものの、臨時休校にはしない。感染者が判明した場合は、校内の消毒が完了し、濃厚接触者が特定されるまでの間、原則として休校とする方針とした。

教育委員からは「第2波、第3波が来ることも想定して、春休みも短縮するシナリオも考えておくことが大事だ」「時差通学であっても、電車内での感染リスクはある。子供たちに車内で密集したり、騒いだりしないといった感染予防の周知を図ってほしい」などの意見が出た。

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