小学校でクラスターが発生 「感染第2波」の北九州市で

新型コロナウイルス感染拡大の第2波に見舞われている北九州市で5月31日、小中3校の児童生徒6人の感染が判明した。同28日に児童1人の感染が確認されていた小倉南区の守恒小では、同じクラスの児童4人も感染していることが分かり、市は同校でクラスターが発生したとの認識を示した。同市教委は感染者の出ていない市内の小中学校に、児童生徒が登校した際に体温、体調などを確認する健康チェックを、より綿密に行うよう通知を出した。

同市では、ほぼ3週間ぶりに感染者が確認された5月23日以降、31日まで9日連続で計97人の感染者が出て、北橋健治市長が「第2波の真っただ中にいる」と危機感を募らせている。

児童生徒では、28日に守恒小と企救中(小倉南区)、29日に思永中(小倉北区)、30日に葛原小(小倉南区)でそれぞれ1人の感染が確認され、31日には守恒小で4人、企救中で1人、思永中で1人の感染者が出た。守恒小と企救中は29日から、思永中と葛原小は6月1日から、臨時休校となっている。

同市教委によると、クラスターとなった守恒小で最初に感染が確認された児童は37度台の発熱があったが、午前中のみの授業で学校が再開した25日には熱が下がっていたため、登校を続けていたという。31日に感染が判明した同級生4人は、特に症状が見られなかったという。

同市教委は児童生徒の感染が増えていることを重く見て、市内の小中学校に向け、登校時に実施している健康チェックをこれまで以上にきめ細かく行ってほしいと求めた。保護者には健康チェックシートに検温と発熱の有無、のどの痛み、鼻水、だるさ、息苦しさ、味覚の異常などがあるか記入してもらい、担任教諭らがこれを基に児童生徒の体調に気を配る。37度以上の発熱があったり、同居する家族に発熱など風邪の症状があったりする場合には、登校を控えてもらう。

同市教委は「誰しも感染する可能性がある」として、本人や家族が感染した児童生徒がいじめに遭ったり、偏見を持たれたりすることのないよう、啓発にも力を入れたいとしている。

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