【コロナと学校】北九州市が再び分散登校 第2波で

新型コロナウイルスの第2波の真っただ中にあり、複数の児童生徒の感染も確認されている北九州市は6月3日、市立小中学校について6月18日まで、再び分散登校を実施する方針を発表した。同市では児童生徒の感染者が発生した市内5小中学校を臨時休校にして消毒作業を実施。その他の学校でも1日からの予定だった通常授業を取りやめて、午前授業としていた。

同市は4月30日から5月22日にかけて感染者は確認されていなかったが、5月23日以降、感染者数が急増。6月4日正午までに、小中学生の感染者は13人(小学生8人、中学生5人)に上り、感染した児童生徒が通っている守恒小、葛原小、貫小、企救中、思永中を臨時休校にした。また、教員の感染が確認された小倉北特別支援学校についても、学校再開を見合わせている。

それ以外の小中学校については、6月1日以降、通常授業に切り替わる予定だったが、感染者数の増加を受けて、授業は午前中のみとしていた。

同市では3日に、5~18日についても市立小中学校で分散登校を続ける方針を決定。小学校は午前中3~4時間だけの授業を行い、クラスを2つに分けて曜日別に登校する。家庭で1人だけで過ごすことが難しい小学校低学年と小学校の特別支援学級に在籍する児童については、学校での預かりも実施する。

中学校では、午前と午後の2グループに分けて、それぞれ2時間ずつの授業を実施。授業が終わるたびに、教職員で教室などの消毒作業を行う。部活動は当面実施しない。

3日に記者会見した北橋健治市長は、複数の児童が感染し、クラスターが発生したとみられている守恒小のケースを受けて、「国内の小学校において、このような集団感染が発生した事例はおそらくないのではないか。また世界的にも、子供たちの間の感染は極めてまれだと言われているので、私も大変衝撃を受けた」と述べ、厚労省と文科省に調査、助言を要請し、福岡県も交えて、今後の学校運営の対応策について協議する考えを示した。

休校の長期化で授業日数を確保するため、同市は今年度に限り2学期制を導入し、夏休みや冬休みを短縮することを決めている。同市教委の担当者は「現時点ではぎりぎり授業日数は確保できているが、18日以降も長引けば、土曜授業の実施や夏季の授業時数を増やすなど、次の対策を取らないといけなくなる」と話す。

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