「ディスタンスラーニング」などの事例を紹介 グーグル

長期にわたる休校で、オンラインによって学びを保障する取り組みが広まっているのを受け、グーグルは6月11日、オンライン記者会見を開き、同社の教育機関向けサービスを活用したオンライン授業の事例を紹介した。同社によると、コロナ危機の影響で、学校などで同社サービスを利用するユーザーは世界中で急増しているという。

同会見では、埼玉県立越谷南高校と大阪府にある関西学院千里国際中等部・高等部が、オンライン授業の実践を発表した。

越谷南高校では新年度が始まった4月9日に、教育機関向けのアプリを集約したWEBサービス「Google Classroom」を使ったオンラインでの教育活動を決定。教員による授業動画の配信だけでなく、カレンダー機能を使って生徒自身が学習スケジュールを管理したり、テレビ会議アプリを使って個人面談を行ったりなど、さまざまな試みを広げていった。

同校の勝部武教頭は「学校に生徒がいなくて授業できないことで、教員が自然と手立てを変えていった。生徒自身の学ぶ姿勢も変わった。教師も生徒も主体的な学びへのヒントを見つけた。通常授業が再開した後も、この新しいチャレンジの芽を枯らすことのないようにしたい」と、休校をきっかけとした学びの変化を振り返った。

関西学院千里国際中等部・高等部では2017年度から、家庭で購入した端末を利用するBYOD方式で1人1台環境を実現しており、今年3月からオンラインなどを活用して生徒が自宅で学ぶ「ディスタンスラーニング」を実施。4月からは「Google Classroom」を活用して通常の時間割に沿って授業を行い、授業参観や生徒会主催のイベントもオンラインで開いた。

同校のICT教育を推進している岡本竜平教諭は「保護者アンケートを見ると、ディスタンスラーニングは高い評価を受けていることが分かる。家庭の協力がなければ実現できない。生徒、保護者、学校がお互いをリスペクトして教育活動を行うことが大切だ」と家庭との連携の重要性を強調した。


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