生保社員が学校を消毒 埼玉県北本市の小中12校で開始

埼玉県北本市の全市立小中学校12校で6月15日から、地域の民間企業が校内の消毒作業を担う取り組みが始まった。

企業は、同市と健康づくりに関連した包括提携を結ぶ第一生命保険大宮支社の北本営業オフィス。社員が放課後の時間帯に手分けをして、1日6校ずつ回って作業する。作業時間は1校当たり50分間。蛇口やトイレ、階段の手すりなど、各学校のニーズに合わせて作業を進める。

同オフィスの社員40人は全員が女性で、多くが子供を市内の学校に通わせる子育て世代。教職員が毎日、消毒活動に追われ、負担を強いられている現状を知り、同市教委に協力を提案した。それを受け同市教委が市立学校にニーズ調査をしたところ、全ての学校が協力を希望したという。

同市教委の担当者は「教職員は通常の業務にプラスして消毒活動をしなければならず、負担になっているのは間違いない。学校現場からも本当にありがたいという声が届いている」と話す。

同支社は在宅勤務で通常の営業活動ができないなど、勤務体系に新型コロナウイルスの影響が残っているという。社員らはその時間をやりくりして、活動に参加する。会社の業務状況などによるが、消毒活動は可能な範囲で長期的に続けていく方針。

橋本真弓オフィス長は「まだ始動したばかりで不安もあるが、学校をお手伝いできればうれしい。暑い中での作業で楽ではないが、先生や子供たちからの『ありがとう』が大きな励みになっている」と話す。

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