子供の窒息や誤飲のヒヤリ・ハット 保育士の3割が経験

子供の窒息や誤飲に関するヒヤリ・ハットを経験したことのある保育士が3割に上ることが、消費者庁が保育士へのアンケート調査を基にまとめたレポートで6月22日までに、明らかとなった。

保育士の応急手当ての研修経験

同レポートでは、保育士が受ける研修の中で、窒息や誤飲の対処法の実技訓練が心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)に比べると行われていない状況も指摘し、発生から短時間で重症化しやすい窒息や誤飲の事故防止に向けた対策強化を提言している。

同レポートは、2018年1月に徳島県などが主催する保育関係者向けの研修会に参加した保育士など179人(うち、有効回答数157票)に実施した「子どもの事故防止調査」を基に、保育所における子供の事故について分析。

屋内で子供が事故に遭いそうになった経験について聞いたところ、「食べ物による窒息」は28.7%、「小さなおもちゃやアクセサリーなどの誤飲事故」は28.0%の保育士が、それぞれ経験があると答えた。また、こうした窒息や誤飲のヒヤリ・ハット経験の割合は、子供の年齢が下がるにつれて高くなっていた。

子供の事故に関する応急手当の研修については、異物が喉に詰まったときの対処法で実技訓練を経験した割合は43.9%、誤飲の対処法では23.6%にとどまり、心肺蘇生法(80.9%)やAED(80.3%)よりも低かった。


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