働き方改革は片付けから 元教員の丸山瞬さんが秘訣語る

教員の労働問題の社会的関心を高めようと活動する学生団体「Teacher Aide」が主催するオンラインイベントが6月20日に開かれ、教育新聞で「片付けから始める学校の働き方改革」を連載した、元小学校教員で整理収納アドバイザーの資格を持つ丸山瞬さんが講演。自身が前年度まで勤務していた小学校で実践してきた片付けの秘訣(ひけつ)を語った。

学校における片付けの実践方法をレクチャーする丸山さん(Zoomで取材)

愛知県で7年間、小学校の教員をしていた丸山さんは、教員の長時間労働の問題に関心を寄せるようになり、その解決策として、職員室をはじめとする職場環境の改善を目的とした片付けに着目。労働安全衛生法で定められた衛生推進者として、不用品の処分を進めたり、作業動線や使いやすさを意識した備品の配置替えを行ったりしたという。

例えば、教科準備室にあったさまざまな教材や資料は、使用する学年ごとに棚に整理し、収納場所にラベルやPOPを付けて、どこに何があるかが一目で分かるようにした。また、職員室の片付けでは、毎日1つずつ、職員室にある不要な物を減らしていく活動を提案。不用品の重さを量り、目につく場所に削減した重量を掲示したことで、教職員に片付けの効果を意識してもらうような工夫もした。

さらに、学校行事や業務で減らせるものを教職員全体で話し合う活動に取り組み、運動会を半日で終わるプログラムに変更したり、通知表を簡素化したりするなどの改善を実施。教員の勤務時間の削減につなげた。

丸山さんは「片付けは、時間や経済的な効果だけでなく、精神的な効果ももたらす。効率的な職場にすることで、業務改善につながり、勤務時間も減る。片付けは誰にでもできる」とイベント参加者に実践を呼び掛けた。

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