大学中退者の半数が奨学金 うち9割が日本学生支援機構

大学中退者らを対象にした調査の結果が6月22日に発表され、中退者の47.6%が何らかの奨学金を借りており、そのうち約9割が日本学生支援機構から受給していた。同機構の奨学金は原則貸与型であるため、中退後に学生は返済していく必要がある。

奨学金の種類で最多だったのは、日本学生支援機構の第2種奨学金(利息あり)で53.4%に上った。同機構から第1種奨学金(利息なし)を借りていたのは、27.1%だった。さらに、8.5%の中退者が第1種奨学金と第2種奨学金の両方を借りていた。

中退理由は33.3%が留年で最多。日本学生支援機構を含む多くの奨学金が留年すると停止されるため、奨学金受給者が苦しい立場に追い込まれたことが考えられる。

次いで▽授業内容に興味が持てなかったから 20.1%▽経済的事情、家庭問題 17.8%▽授業についていけなかったから 16.0%▽サークルや部活、バイトなどに熱中したから 9.6%▽気の合う友人がいなかったから 3.2%――などだった。

また進学理由で多かったのは順に、▽なんとなく、親や先生に言われて、進学するのが当たり前だと思った 37.5%▽学歴が欲しかった 23.4%――などだった。

同調査は就職支援を行うジェイックが昨年度に、大学や専門学校を中退した男女248人を対象に実施した。


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