教師冥利に尽きるエッセー集 大教大が特設サイト開設

「これほど魅力的で幸せな仕事はほかにはない」――。大阪教育大学は6月24日、全国の教職経験者から募った、教師冥利(みょうり)に尽きるエッセーをまとめた特設サイトを開設した。

全国の教師からのエッセーを掲載する特設サイト

教員養成を担う同学では、報道などで教師の多忙化がクローズアップされ、教員採用試験の倍率が低下している状況を危惧。教職の魅力を発信し、教員志望者を増やすため「教師の魅力向上プロジェクト」を立ち上げ、クラウドファンディングで資金を調達した。

特設サイト開設は同プロジェクトの一環で、教師を「やっていて良かった」と思えた瞬間を集め、教職のマイナスイメージを払拭(ふっしょく)する狙い。教職経験者から寄せられたエッセーが校種ごとに掲載されており、印象に残っている教え子とのエピソードや、教師としての成長を感じた瞬間などがつづられている。

例えば、公立高校で重度の障害のある生徒を担任することになった教員は、その生徒を通じて、学校のバリアフリー対応の遅れや、生徒同士で助け合いながら自立への一歩を踏み出すことの重要性に気付かされたエピソードを披露している。

また、中学校のベテラン教員は「教師生活で最後の担任」のとき、生徒たちと合唱コンクールに臨んで訪れた「教師冥利に尽きる」瞬間の話を寄せている。

同学は12月31日までエッセーを募集しており、特設サイトから応募できる。

同学の担当者は「エッセーは教職を目指す学生への教材として活用するなど、いろいろな形で展開していきたい。教員志望者が少なくなっている現状で、教員になりたいと思う人が1人でも増え、夢に向けて頑張る気持ちになるようなエッセーを待っている」と期待を寄せる。

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