埼玉の給食の集団食中毒 小中15校の発症3453人に

埼玉県八潮市の市立小中学校で、給食を食べた児童生徒や教員の多くが腹痛や下痢の症状を訴えた問題で、同県は7月2日、病原大腸菌による集団食中毒が起きたと発表した。市内に15校ある市立小中学校で6月26日に同じ献立の給食を食べた児童生徒と教員6922人のうち、半数に上る3453人が発症した。いずれも軽症で、入院した2人の児童生徒もすでに退院したという。県は給食を調理した施設を7月2日から4日まで、3日間の営業停止処分とした。

埼玉県保健医療部食品安全課によると、八潮市内の複数の小中学校に通う児童生徒が腹痛、下痢など食中毒の症状を訴え、受診していると、市内の医療機関から草加保健所に連絡があり、調査したところ、6月26日に同じ献立の給食を食べた15校の児童生徒、教員6922人のうち、3453人に症状が見られたという。給食は市内の協同組合東部給食センターが運営する「四季亭八潮工場」が調理しており、当日の献立は鶏のから揚げ、ツナじゃが、海藻サラダと、ごはん、みそ汁だった。

同29日には15校で、症状を訴えた児童生徒377人と教員15人が学校を休み、30日も児童生徒281人と教員5人が欠席した。検査を受けた17人のうち12人から病原大腸菌が検出され、共通食が「四季亭八潮工場」で調理された給食に限定されることから、県は7月2日、同工場が原因で集団食中毒が起きたと断定し、詳しく調べている。

集団食中毒のあった小中学校では、29日には製造元の異なるパンと牛乳を給食に出したが、30日から給食を停止し、7月3日まで午前中のみの授業とした。週明け6日から通常授業を再開し、当面の間は給食を提供せず、弁当持参とする。

協同組合東部給食センターは1日から営業を自粛しており、工場の営業停止処分の期間中、施設の消毒や調理者への衛生教育などを行う。

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