【共通テスト】特例追試験「不利益は被らない」 文科相

2021年の大学入学共通テストにおいて、第2日程の追試として行われる「特例追試験」で、大学入試センター試験の緊急対応用の問題を活用することについて、萩生田光一文科相は7月3日の会見で、「そのことで不利益を被ることはない制度設計になっている」と述べ、一部の出題形式が異なっても、共通テストとの間の公平性に大きな問題は生じないという認識を示した。

記者会見で大学入学共通テストについて説明する萩生田光一文科相

萩生田文科相は、第1・第2日程という複数の日程を設定したことについて「日にちや問題が違うので、難易度を含めて全く同じものを作るのは不可能。ただ、大学入試センターの専門家が時間をかけて積み上げてきた設問なので、高校での学習の成果を評価するには十分」と話した。

その上で特例追試験については、「現行の学習指導要領に準拠して、用意してあったセンター試験の緊急対応用の問題をベースとすると聞いている。この試験は共通テストと同様、高校段階における基礎的な学習の達成の程度を判定することを目的としたもので、今回の非常時にあってはこれも活用して、受験生の受験機会を最大限に確保することが重要だ」と述べ、「まさにこういう事態があった時に使おうと、あらかじめ用意してあった緊急対応用の問題を発動する」と理解を求めた。

さらに、2回の共通テストと特例追試験は同一の学習指導要領に基づいて出題されることを踏まえ、「高校3年生が今まで学んできた範囲の中で出題するので、しっかり準備をして頑張っていただきたい」と強調した。

2021年の大学入学共通テストでは第1日程(1月16日・17日)、第2日程(1月30日・31日)の2つの日程が設定され、新型コロナウイルスによる休校で学習の遅れがある高校3年生は校長の承認の上、第2日程を選択することができる。

病気などのやむを得ない事情で第2日程も受験できなかった場合には、2月13日・14日に行われる特例追試験を受験するが、センター試験の緊急対応用の問題を活用するために出題形式が一部異なることから、2回の共通テストとの間で不公平が生じる懸念の声が挙がっていた。

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