障害や病気などへの配慮事項を発表 大学入学共通テスト

大学入試センターは7月6日、来年1月から実施される大学入学共通テストに際し、障害や病気、けがなどのハンディを負った受験生への配慮事項を発表した。今年1月に行われた大学入試センター試験からの主な変更点としては、志願者の事情に応じたきめ細かな配慮ができるように、試験時間延長の申請を分かりやすくしたほか、弱視などがあり、点字ではなく文字解答による試験を受ける場合に時間延長できる対象者を「拡大鏡を使用しても文字の認識が困難」などと、より具体的な要件に改めた。

共通テストでは、障害のある受験生らが試験時間を延長したい場合、個別のニーズに応じて配慮する姿勢を明確にした。試験時間を1.5倍に延長してほしい視覚障害、肢体不自由、発達障害などの受験生は、出願時に「受験上の配慮申請書」と「診断書」「状況報告書」に加え、1.5倍の試験時間延長の必要性が分かる「具体的な理由」や「これまでの取り組み」などを学校長や専門家が資料にまとめ、提出する。

また、視覚障害のある受験生に関しては、今年1月のセンター試験では「良い方の眼の矯正視力が0.15以下の受験生」と「両眼に強度視野障害のある受験生」が、文字解答による試験時間を1.3倍に延長できたが、共通テストでは「両眼の矯正視力がおおむね0.3未満の受験生か、視力以外の視機能障害が高度な受験生のうち、拡大鏡などの使用によっても通常の文字、図形などの視覚による認識が不可能または著しく困難な受験生」と要件を改める。点字で解答する場合は試験時間を1.5倍に延長する。

このほか、肢体不自由や病気、発達障害などのある受験生は特製の机や一般の受験生と別の試験室を使用したり、多目的トイレに近い試験室で受験したりすることができる。座席の位置を「最後列」「試験室正面に向かって左側」「直射日光が当たらない」などと細かく指定することや、試験時間中の薬の服用、呼吸器の使用、シールや付箋紙の持参使用、人による問題文の読み上げ、タブレット端末を含むパソコンの利用なども、出願時に「受験上の配慮申請書」に記入すれば考慮される。

受験時に配慮してほしいことについては、大学入試センター事業第1課(電話番号:03-3465-8600)で、土日祝日を除く平日の午前9時半から午後5時まで、個別の事前相談を受け付ける。

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