浸水した校舎で児童と教員が一夜も 臨時休校2275校

梅雨前線による記録的な豪雨により、九州だけでなく中国・四国、中部など各地に被害が広がっている。文科省が取りまとめた被害情報では7月8日午後2時現在、臨時休校となった学校は2275校に上った。短縮授業としている学校は280校。児童生徒や教職員など学校管理下での人的被害は確認されていない。

地域別にみると、臨時休校となっている地域は広島県(332校)、長崎県(301校)、愛媛県(310校)、福岡県(280校)など。また短縮授業を行っている地域は広島県(91校)、福岡県(59校)、大分県(38校)、長崎県(35校)など。

また福岡県、長崎県、大分県を中心に、浸水など新たな物的被害が確認され、被害を受けた学校施設は計82校となっている。また広島県、愛媛県、熊本県などを中心に、計283校が避難所となっている。

福岡県大牟田市立みなと小学校(馬籠秀典校長、児童258人)では6日午後、大雨のため校舎の1階部分が浸水。下校できなかった児童22人と教職員20人が孤立し、校舎の2階部分で一夜を明かした。

当日は通常通り授業を行っていたが、午後に雨が激しくなったことから下校を決めた。児童だけで帰宅させるのは危険だと判断したため、保護者に緊急メールで迎えに来るよう連絡した。

仕事の都合などですぐに迎えに来ることができない保護者もいたが、予想以上に浸水のスピードが速く、学校に近寄れない状況になったという。翌7日には自衛隊が児童らを救出し、保護者と再会した。児童や教職員にけがはなかった。

同小は今週10日まで臨時休校とし、教職員らが浸水した1階部分の清掃に当たる。大牟田市教委は「一日でも早い復旧ができれば」と話している。

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