埼玉県八潮市の集団食中毒 原因は海藻サラダ

埼玉県八潮市の市立小中学校で給食を食べた児童生徒と教員3453人が、腹痛や下痢の症状を訴えた集団食中毒で、埼玉県は7月13日までに、6月26日の献立に含まれていた海藻サラダが原因との調査結果を明らかにした。

同県保健医療部食品安全課によると、発症した児童生徒の検便と海藻サラダから同じ病原遺伝子を持つ病原大腸菌「O(オー)7」が検出され、これが集団食中毒を引き起こしたと判断した。海藻サラダを作る際、乾燥した状態のワカメや他の海藻を給食の前日に水戻ししたまま、加熱処理しなかったことが原因だとした。

同じ献立の給食を食べた市内全15校の児童生徒、教員6922人のうち、ほぼ半数に腹痛や下痢の症状が見られた。いずれも軽症だったという。

給食を調理した「四季亭八潮工場」を運営する協同組合東部給食センターは「病原大腸菌は非常に熱に弱い菌だが、加熱処理が徹底されていなかった。全ての調理工程を見直し、海藻のような乾燥した食材は水ではなくお湯で戻すやり方に変えるなど、再発防止に努めたい」としている。

集団食中毒のあった小中学校では6月30日から給食を停止し、7月3日まで午前中のみの授業とした。6日から通常授業を再開したが、弁当持参に切り替えている。同市教委は「再発防止に向け、衛生管理を検証する。発症した児童生徒や保護者の心情にも配慮し、安心、安全が十分に確認されてから給食を再開したい」としており、8月7日の1学期終了まで弁当持参を続ける方針。

次のニュースを読む >

関連