「先生こそ同調圧力に屈しないで」 岩田健太郎神戸大教授

今年2月、新型コロナウイルスの感染が拡大しつつあったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船し、船内のずさんな対応を告発したことで世界的な注目を集めた、神戸大学大学院医学研究科の岩田健太郎教授。感染症専門医である岩田教授は、新著『ぼくが見つけたいじめを克服する方法―日本の空気、体質を変える―』を今年4月に出版した。以前からいじめの問題に強い関心を持ち、5年ほどかけて本書を構想したという。「いじめは子供だけの問題ではない。いじめと全く無関係で生きている人は、今の日本社会にはほとんどいない」――。新型コロナウイルスの感染者などに対するいじめが懸念される今、岩田教授は日本社会にまん延する“空気”を打ち破るべきだと訴える。
「誰かを悪者にして納得する」という空気
――なぜ、いじめに関する本を書かれたのですか。
子供のころはいじめられっ子で、大人になってからもいじめ問題に興味を持っていました。……

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