子供らに支援を 小島慶子さんらが寄付募集サイト

新型コロナウイルス感染拡大の影響で収入が落ち込み、生活に苦しむ母子家庭などを支援しようと、エッセイストの小島慶子さんらが立ち上げた寄付募集サイト「ひとりじゃないよプロジェクト」の呼び掛け人や支援団体の代表者らが7月10日、厚労省で会見し、WEBで結んで活動の経過報告を行った。

寄付を呼び掛けるサイトを紹介する小島慶子さん

厚労省が2016年度に行った調査では、全国の母子家庭は120万世帯を超え、就労によるシングルマザーの平均年間収入は約200万円だった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で母子家庭の生活が一段と困窮することを憂慮し、全国から寄付を募って支援しようと、小島慶子さん、女性の就労支援に取り組む「Will Lab」代表の小安美和さんらが呼び掛け人となって、 5月7日に寄付募集サイト「ひとりじゃないよプロジェクト」を立ち上げた。

母子家庭だけでなく、生活に困窮する女性や子供、虐待を受けている子供らにさまざまな支援を行っている団体をホームページで詳しく紹介して、活動に賛同する人からそれぞれの団体への寄付を募り、支援の輪を広げる。

寄付募集サイトの立ち上げに合わせて、全国のシングルマザーを対象に5月1日から3日間、WEBアンケートを行ったところ、新型コロナウイルスの感染拡大により、さらに苦しい生活に追い込まれている実情が分かった。アンケートには124の有効回答があり、経済的な状況については「とても苦しい」が35%、「やや苦しい」が48%と、窮状を訴えた回答が8割を超えた。

生活面への影響についての複数回答では、「食費を切り詰めた・切り詰めることになりそう」が74%、「貯金を切り崩している」が54%に達した。心理面への影響についての複数回答も「収入の減少がいつまで続くか分からず不安」が64%、「勤め先の事情で仕事がなくなるのではないかと不安」が51%に上った。

プロジェクトを主導する小島慶子さんは10日の会見で、プロジェクトの賛同人が95人となり、寄付サイトに載せたNPOなどが21団体に上っていることを報告。「女性や子供の貧困はまだケアが足りていない。新型コロナウイルスの影響で、今、失業したり、収入が大幅に減ったりして、苦しんでいる女性や子供を支援したい」と話し、ホームページに載せた支援団体に新たな寄付が集まっていると、成果を示した。

「ひとりじゃないよプロジェクト」のホームページに載る団体のうち、子供の貧困解消を目指し、個人や企業、団体からの寄付金を沖縄の非課税世帯の子供たちへの就学支援などに充てている「沖縄こども未来プロジェクト」代表の武富和彦さんは、「『ひとりじゃないよプロジェクト』で紹介されたおかげで、県外からの支援者が増えている」と感謝した。


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