県立岐阜商業高校でクラスター 関係者8人が感染

岐阜県岐阜市の県立岐阜商業高校で7月15日から19日にかけて教員4人、生徒3人が新型コロナウイルスに感染し、他校に通う姉妹からも感染者1人が出たことから、県はクラスターが起きたと認定した。同県教委によると、高校でクラスターが発生したのは全国で初めて。学校からクラスターが発生したことを重く見た同県教委は29日まで同校を臨時休校とし、濃厚接触者にとどまらず、感染した教員や生徒と校内で接触した可能性のある約1050人に幅広くPCR検査を行っている。このほか、大阪府大東市の市立四条中学校でも20日までに教職員2人、生徒7人の新型コロナウイルス感染が分かり、府はクラスターの可能性もあるとみて調査を進めている。

県立岐阜商業高校では、40代の男性教諭が7月4日に37度台の発熱と倦怠(けんたい)感に見舞われた後、10、11の両日も38度台の発熱や頭痛があったため、医療機関を受診して15日に陽性が判明した。16日に女子生徒3人も感染していることが分かり、17日に、感染した女子生徒の姉妹で大垣商業高校(岐阜県大垣市)に通う女子生徒と、60代男性教諭も感染していることが確認された。19日になって20代と30代の男性教員2人も感染していることが分かった。感染が確認された男性教諭4人はいずれも保健体育の担当。感染した男性教諭と女子生徒の8人は、いずれも重症ではないという。

19日までに感染者7人が明らかになった同校は29日まで臨時休校とし、濃厚接触者の生徒1人の感染が確認された大垣商業高校は20、21の両日を臨時休校とした。

県立岐阜商業高校の野球部は、中止された今春の選抜高校野球大会に出場が決まっていた強豪だが、29日まで臨時休校とした同校では部活動も休止しており、24日に初戦を控えていた、夏の全国高校野球選手権大会に代わる県独自の大会への出場を辞退した。選抜高校野球の代表を射止めていた32校により、8月に行われる甲子園高校野球交流試合では、同校は8月11日に明豊高校(大分)との対戦が予定されているが、試合日まで余裕があるため、現時点では出場する方針という。

一方、大阪府大東市立四条中学校でも14日に生徒1人が感染していることが判明し、濃厚接触者にPCR検査を実施したところ、20日までに生徒7人と教職員2人の計9人が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。感染した生徒は同じクラスで、教職員も含め18日の段階では全員が無症状だったことから、自宅待機をしている。同校は22日まで休校となり、全容解明のため、全生徒・教職員のPCR検査を実施。保健所と調査を進めている。保健所は19日時点ではまだクラスターと断定していない。同校以外の同市立小中学校では感染者は出ておらず、通常授業を続けている。

次のニュースを読む >

関連
関連記事