初等中等教育局長に瀧本氏 現局長の丸山氏は次官級に

文科省は7月21日、初等中等教育局長にスポーツ庁次長の瀧本寛氏を就任させる人事異動を発表した。28日に発令する。現・初等中等教育局長の丸山洋司氏は、退任する芦立訓文部科学審議官の後任として、文部科学審議官に昇格する。丸山氏は総合職以外のいわゆるノンキャリアで、文科省で総合職ではない職員が事務次官級ポストに就任するのは初めて。また、文部科学事務次官の藤原誠氏は留任する。

初等中等教育局長に就任する瀧本寛氏(文科省提供)

瀧本氏は1985年に国家公務員採用Ⅰ種試験(行政)に合格。翌年に早稲田大学政治経済学部を卒業、文部省(当時)に入省し、文科省特別支援教育課長、千葉県教委教育長、文科省大臣官房審議官(初等中等教育局、高大接続・高等教育局担当)を歴任し、19年7月からはスポーツ庁次長を務めていた。

現・初等中等教育局長の丸山氏は、大臣官房会計課地方財政室長や初等中等教育局特別支援教育課長、高等教育局私学部私学助成課長などを歴任した後、19年にノンキャリアとして初の局長級ポストに就任した。

文部科学審議官に就任する丸山洋司氏(文科省提供)

今回の次官級ポストへの昇格について萩生田光一文科相は、21日の閣議後会見で「(丸山氏は)初等中等分野の各種政策をはじめ、教育行政全般に精通している」として、「適材適所を基本とした人事を行った」と述べた。

留任する藤原誠文部科学事務次官については、「安倍内閣の最重要課題である教育再生の着実な実行、Society 5.0に向けた科学技術・イノベーション施策の推進、東京五輪の成功に向けた取り組みに加え、新型コロナウイルス感染症に対応した子供たちの学びの保障の確保など、喫緊の課題を着実に実施する必要があり、引き続きそれらの取り組みの陣頭指揮に当たる」と説明した。

文部科学審議官に就任する松尾泰樹氏(文科省提供)

また、退任する山脇良雄文部科学審議官の後任には、内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)の松尾泰樹氏を起用。大臣官房長には、大臣官房審議官(研究振興局及び高等教育政策連携担当)の増子宏氏が就任する。いずれも8月1日に発令。

松尾氏は1987年に東京大学大学院理学系研究科物理学専門課程を修了後、科学技術庁に入庁。独立行政法人理化学研究所横浜研究所研究推進部長、文部科学省高等教育局学生・留学生課長などを歴任しており、萩生田文科相は「科学技術・イノベーション政策に関する知識が豊富で、高等教育分野の行政経験もある」と起用の狙いを説明した。

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