コロナ感染者の特定やめて 宮崎市の中学生らが宣言

新型コロナウイルス感染症による差別やいじめを絶対に許さない――。宮崎県宮崎市立高岡中学校(渡部一博校長、生徒221人)は7月28日、生徒が独自に作った「差別・いじめを追放しよう宣言」を、地元の役所やスーパー、飲食店、病院など40カ所以上に配布した。生徒らは宣言文に感染者の特定や誹謗(ひぼう)中傷をしないことなどを盛り込み、地域一丸となって差別撤廃に向けて動くよう呼び掛けた。

渡部校長によると、同校は今月1日、PTAと共同で、地区内の児童生徒や教員、保護者が一丸となり、感染者の誹謗中傷を防ぐ狙いで「差別・いじめ追放共同宣言」を作成。これを踏まえ、地域住民にも呼び掛ける必要があると、同校の生徒会が中心となって新たな宣言文を作った。

宮崎県では今月中旬以降、クラスターが発生するなど感染者が増加しており、「あそこの学校で感染者が出たかもしれない」といったうわさが流れたり、実際に学校に問い合わせがあったりなど、影響が出ているという。

渡部校長は「自分や家族、同じ学校に感染者が出たときに、お互いがお互いを守る意識を早急につくらなければならないと感じた」と話し、生徒らも自分事として捉えて、町内の事業所への呼び掛けなどを積極的に行ったという。

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