熊本市が教育委員会会議をライブ配信 透明性高める狙い

熊本市教委は7月30日、定例会議をYouTubeでライブ配信する取り組みを開始した。傍聴に出向かなくても教育委員会の議論を聞けるようにすることで、教育施策に関する意思決定の透明性を高める狙いがある。議会をライブ中継する自治体は多いが、教育委員会の会議をライブ中継するのは全国的に見ても珍しい。

YouTubeでライブ配信された熊本市教育委員会の定例会議

同市教委ではこれまでも会議の傍聴を認め、議事録を公開していたが、傍聴人数は限られ、議事録も教育委員の承認を得た上で公開していたため、時間がかかっていた。そこで、より多くの人に教育委員会での議論や意思決定の様子を知ってもらおうと、YouTube上にチャンネルを設け、定例・臨時会議のライブ配信を、非公開となった案件を除き行うことにした。

ライブ映像は録画され、そのままチャンネル上に保存されるため、いつでも視聴可能。資料も会議の開始時刻に合わせて同市教委のホームページで公開され、傍聴するのと変わらない状態で議論を追うことができる。

初めてのライブ配信となった同日の定例会議までに179人がチャンネル登録を行い、傍聴者の定員である10人を大幅に超える延べ90人が視聴。会議では、新型コロナウイルスによる休校期間中に同市が取り組んだオンライン授業についてのアンケート結果など、市民にとっても関心の高い事柄が報告された。

同市教委の担当者は「初めてライブ配信し、一定の成果があったと感じている。会議の事務作業としても、そこまで負担は増えない。今後も続けていきたい」と話している。

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