中学校へのスマホ持ち込み、条件付き容認 文科省が通知

文科省は7月31日、緊急時の連絡手段の確保を目的とした中学校への携帯電話の持ち込みを一定の条件の下で容認する通知を、都道府県・指定都市の教委などに出した。小学校では引き続き原則禁止とするが、個別の状況に応じ、やむを得ない場合は例外的に認める。また特別支援学校について、各学校と教委で判断するという内容を新たに明記した。

これまで2009年の通知により、学校への携帯電話の持ち込みについて、小中学校は原則禁止、高校は各学校の判断に委ねるものの校内での使用は制限するとしてきたが、携帯電話の普及を背景に、「学校における携帯電話の取扱い等に関する有識者会議」での審議を経て、通知内容を見直した。

中学校に携帯電話を持ち込む場合の条件は▽生徒が自らを律するルールを、学校、生徒や保護者が主体的に考え、協力して作る機会を設けること▽学校における管理方法や、紛失などのトラブルが発生した場合の責任の所在が、明確にされていること▽フィルタリングが保護者の責任のもとで適切に設定されていること▽携帯電話の危険性や正しい使い方に関する指導が、学校・家庭において適切に行われていること――に関し、学校と生徒・保護者との間で合意がなされ、必要な環境の整備や措置が講じられていること。

こうした条件を満たした上で、学校または教委を単位として持ち込みを認める。ここでの携帯電話はスマートフォン、フィーチャーフォン(従来型の携帯電話、いわゆる「ガラケー」)、子供向け携帯電話を指し、携帯ゲーム機や携帯音楽プレーヤー、タブレット型端末は含めない。また、オンライン授業などでの個人所有端末の利用は通知の対象外。

小学校は原則禁止としつつも、やむを得ない事情がある場合は、保護者から校長に子供向け携帯電話の持ち込み許可を申請させるなど、例外的に認めることも考えられるとした。その際は校内での使用制限などにより、学校での教育活動に支障がないよう配慮することとした。

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