全国知事会など文科相と意見交換 子供の心のケア要望

全国知事会などは8月3日、文教関係担当者が萩生田光一文科相とリモート会議を行い、学校再開後の状況について意見交換した。新型コロナウイルスで不安を抱える子供たちの心のケアが重要だとして、相談体制の構築や、スクールカウンセラーの整備に向けた支援を要望した。また来年度を見通した人的体制の整備や、ICT活用に向けた支援を求め、萩生田文科相は補正予算などを活用するよう自治体の意思決定を促した。

オンラインでの意見交換に臨む萩生田光一文科相(写真手前左)

意見交換に臨んだのは、全国知事会の阿部守一・文教環境常任委員会委員長(長野県知事)、全国市長会の吉田信解・社会文教委員会委員長(埼玉県本庄市長)、全国町村会の坂口博文・行政委員会委員長(徳島県那賀町長)。

全国知事会からは県立学校の状況として「さまざまな工夫により、予定していた教育課程はおおむね修了できる見込み」としながらも、消毒などで教員の負担感が高まっているとして、スクール・サポート・スタッフの活用や、消毒液の確保などを訴えた。また文科省の補助金を活用し、子供たちの心のケアのためLINEを活用した相談体制を構築していることから、引き続き支援を求めた。

全国市長会からはさらに、スクールカウンセラーの配置について要望があったほか、ICT活用についてハード面の整備が進む中、教員をサポートする支援員についても配置を進めるよう要望があった。さらに7月上旬にも萩生田文科相に提言した通り、少人数学級編成に向けた取り組みを進めるよう求めた。

萩生田文科相は人的支援について補正予算を活用するよう促し、ICT環境の整備も進めていると説明。また、修学旅行や行事は可能な限り実施してほしいと伝えた。萩生田文科相は先週までにPTA関係者、校長会会長らと意見交換を行っており、今回が3回目。

次のニュースを読む >

関連

あなたへのお薦め

 
特集