学校再開後の児童生徒感染は242人 家庭内感染が半数超

文科省が8月6日に公表した通知によれば、学校が本格的に再開し始めた6月1日から7月31日までに学校関係者から報告された新型コロナウイルスの感染者数は、児童生徒242人、教職員51人、幼稚園関係者29人だった。児童生徒の感染経路は「家庭内感染」とされたケースが137人と最も多く、「学校内感染」とされたのは11人にとどまった。文科省初等中等教育局健康教育・食育課の平山直子課長は「学校内感染と特定できなかった可能性もある」としながらも、「感染のリスクは高いとはいえない」と述べた。

6~7月に報告された児童生徒の感染者数は▽小学校90人▽中学校53人▽高校97人▽特別支援学校2人――の合計242人。小学校では家庭内感染が63人と7割に上った。学校内感染とされた11人は中学生と高校生で、同じクラスや部活動での感染だった。また、感染経路不明とされた児童生徒は57人で、全体の24%となった。重症者は報告されていない。

高校生では学校外での活動・交流の中で感染が広がった事例が複数あり、平山課長は「中学生、高校生は教員の目の届かないところでの私的な活動が増える年齢。自分自身できちんと感染症対策ができるよう、改めて指導してもらいたい」とした。

また教職員の感染者数は▽小学校21人▽中学校7人▽高校15人▽特別支援学校8人――の計51人で、うち家庭内感染が7人、家庭・学校以外の活動・交流による感染が9人だった。感染経路不明とされたのは35人と、全体の約7割に上った。教職員についても重症者は報告されていない。

感染経路不明とされた事例であっても、同一のクラスや部活動で、複数の生徒・教職員の感染者が発生しているケースもあった。また児童生徒・教職員の感染は、一般に感染者が多い大都市圏などで多かった。

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