「少人数学級きちんと検討」 教育長らの要望に文科相

新型コロナウイルスの学校現場への影響について、全国都道府県教育委員会連合会などは8月7日、会長らが萩生田光一文科相と文科省で意見交換を行い、消毒などの教員の業務負担の軽減や少人数学級の検討を要望した。萩生田文科相は少人数学級について、きちんと検討していくと応じた。

萩生田文科相と教育長らによる意見交換(代表取材)

文科相と教育関係団体の意見交換は4回目。この日は、全国都道府県教育委員会連合会の藤田裕司会長(東京都教育長)、指定都市教育委員会協議会の鯉渕信也会長(横浜市教育長)、中核市教育長会の岩元義継会長(大阪府豊中市教育長)、全国都市教育長協議会の飯野眞幸会長(群馬県高崎市教育長)、全国町村教育長会の二見吉康会長(広島県安芸太田町教育長)の5人が出席した。

意見交換の場での主なやり取りについて記者団に説明した文科省初中局財務課の森友浩史課長によると、全国都道府県教育委員会連合会からは、心のケアが必要な子供の増加や、消毒などの教員の業務負担が増えていることへの懸念が示され、人的支援や感染防止対策、GIGAスクール構想への継続的な取り組みについて要望があった。

指定都市教育委員会協議会からは、中学校教員の6~7月の勤務時間が昨年よりも少なくなっている傾向があり、部活動が抑制されているのが要因ではないかとの指摘があった。

中核市教育長会は、マスクの常時着用で給食も友達と話せないことが子供たちのストレスになっているとし、40人学級ではかなり密な状況になっているため、できるだけ学級を少人数にできるようにしてほしいと要望した。また、全国都市教育長協議会も40人学級の見直しを求めた。

全国町村教育長会からは、部活動が入試に反映されるのか不透明で子供たちの間に不安が広がっていることや、GIGAスクール構想に関連して入札を行っても業者が参加してこないといった事例が報告された。

萩生田文科相からは、人的、物的支援、学びの保障に関する既存の取り組みの活用や、入試への配慮、部活動の代替となる大会の支援などの意向を伝えるとともに、少人数学級の検討にも言及した。

森友課長は「9月末の(来年度予算案の)概算要求に向けて、人的支援については引き続きやってほしいというご意見があったので、そのことを踏まえながら考えていくことになるだろう。少人数学級もしっかりと検討していく」と話した。

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