新型コロナウイルスの感染防止対策として、少人数学級の導入を求める声が高まっています。少人数学級は教室内の3密を避けるだけでなく、一人一人の子供に目が行き届くなど、学校再開後の分散登校でクラスを半分に分けた学校でも、そのメリットを感じているところが多いようです。
萩生田光一文科相は8月4日の閣議後会見で、少人数学級について「やるとなれば、今までとはスピード感を変えて、しっかり前に進みたい」と説明。同日夕には「来年度からの段階的な実施も含め、検討したい」との補足コメントを報道関係者向けに出しました。
全国的に少人数学級を実施するとなれば、増加する教員をどう確保するかや、教室の増改築など、さまざまなコストが発生することが予想されます。これまでの学級編制の基準引き下げでは、「教職員定数改善計画」を策定し、数年間にわたって段階的に実施されてきました。一方で、全国各地で感染の第2波が発生している状況から、教室での3密回避に向けた早急な対策を望む声も上がっています。
関連記事
- 少人数学級 文科相「来年度からの段階的実施も検討」
- 少人数学級を「計画的整備」 教育再生実行会議スタート
- 少人数学級の実現に注目高まる 大学教授ら署名活動開始
- 少人数学級の実現を萩生田文科相に要望 全国知事会など
- 少人数学級の実現を 学校の新しい生活様式(細谷美明)
あなたの意見で議論を深めてください
- Facebookアカウントでログインすると、コメントできます(自分のFacebookページへの投稿可否を選択できます)。
- 匿名でのコメントはこちらから
Facebookコメント
Edubateとは
- Edubateは教育に関する問題、課題について、多様な視点から投票・投稿し、議論を深めるための空間です。テーマについての、あなたの意見を投稿してください。
- コメント内容は教育新聞の記事にて匿名で紹介させていただく可能性があります。
- コメント機能はFacebookの提供です。