音楽専科が集う「駆け込み寺」 コロナ禍でも喜び見いだす

コロナ禍で学校における音楽の活動は一変した。飛沫(ひまつ)防止のため合唱やリコーダーは制限され、多くの演奏会が中止となった。心の中で歌う、ハミングするといった新しい生活様式を求められる中、悩める音楽専科教員らが集う「音楽教育駆け込み寺」がある。さいたま市内の小学校で30年間にわたり学級担任・音楽専科教員として勤務し、現在は家業の寺院で住職を務める熱田庫康(くらやす)氏が主宰する勉強会だ。「今年の子供たちは、決して不運ではない。音楽の本質を味わえる素晴らしい機会がある」――。熱田氏は、制限があるからこそ見えてくる音楽教育の喜びを、教員たちとともに見いだしている。
戸惑う音楽専科
――音楽の先生方から今、どんな声が聞こえてきますか。
「音楽教育駆け込み寺」は文字通り、音楽専科の先生で授業に困った人、人間関係に困った人、楽譜や音源など教材を探している人などの相談に乗るための会です。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。