再開後、72%の子供がストレス コロナ×こども調査

新型コロナウイルスの影響で長期休校していた学校が再開した後、72%の子供が何らかのストレスを感じていることが、国立成育医療研究センターが8月18日に公表した、第2回「コロナ×こどもアンケート」の調査報告書で分かった。調査の自由記述からは、子供たちの学校や大人に対する訴えが多く寄せられた。

子供が感じているストレス

「コロナのことを考えると嫌な気持ちになる」「コロナのことを思い出させるような人や、場所、物には近づかないようにしている」「すぐにイライラする」「最近、集中できない」など、何らかのストレス反応・症状を子供の72%が感じていた。具体的なストレスは、小学生では「コロナのことを考えると嫌な気持ちになる」、中高生では「最近、集中できない」が最も多かった。

また、関連の自由記述では「せんせいが こわいです ともだちとあそぶとおこられます」(小学校低学年女子)、「学校は再開されたけど、マスクで先生が誰かわからなくて、話も聞こえづらくて、困ることがあります。質問したくても、あまり近づいちゃいけないかな?と思って、話が理解できないままになってしまうことがあります」(小学校低学年男子)、「学校に行きたいのに行きたくない」(小学校高学年女子)、「学校の休みが長かったから、行くと疲れる」(中学校男子)、「自分で進める課題が多すぎて終わらない」(高校女子)など、再開した学校に関する内容も多くみられた。

また、影響は家庭での子育てにもみられ、保護者が子供に対して「感情的に怒鳴った」と回答した割合は▽未就園児 44%▽3~5歳児 75%▽小学校低学年 70%▽同高学年 59%▽中学生以上 34%。小学校低学年の子供の14%が、保護者から「たたかれた」と回答した。

子供のことを決めるとき、大人が子供の気持ちや考えをよく聞いているかを尋ねたところ、小学校低学年の15%、高学年の25%、中高生の42%が「あまりそう思わない」または「全くそう思わない」と答えていた。

それに関連して、大人に言いたいこと、伝えたいことを自由記述で聞いたところ「子供も学校のコロナ対策に参加したい。決められたことしかしないのはおかしい」(中学生男子)、「学校の先生に、頑張って来ていることを知ってほしい」(小学校高学年女子)、「学校は勉強だけでないです。その他の時間の方が大切なことをもっと知ってほしい」(高校生男子)など、気持ちにもっと寄り添ってほしいという声が上がった。

同調査は6月15日~7月26日にインターネットで実施。7~17歳の子供981人、0~17歳の子供の保護者5791人が回答した。


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