【学校基本調査】通信制高校の在学者数 初の20万人超え

文科省は8月25日、今年度の学校基本調査の速報値を公表した。少子化の影響を受け、在学者数は小学校が630万735人、中学校が321万1237人で、共に過去最少となった。また、高校の在学者数は309万2351人で、このほか通信制が20万6994人となり、初めて20万人を超えた。一方、特別支援学校の在学者数は14万4826人に増加し、過去最多を更新した。

今年度の調査は、新型コロナウイルス感染症の影響で、学校側の回答期間を確保するために調査期間を1カ月延長。速報では地方交付税交付金の算定に関連する学校数、在学者数、教員数などに限定して公表することにした。高等教育機関への進学率や就職率、管理職の動向などについては、12月の確定値で公表する。

同調査によると、初等中等教育機関などの学校数は、▽幼稚園 9697園(前年度比373園減)▽認定こども園 5839園(同563園増)▽小学校 1万9526校(同212校減)▽中学校 1万143校(同79校減)▽義務教育学校 126校(同32校増)▽高校 4874校(同13校減)▽中等教育学校 56校(同2校増)▽特別支援学校 1149校(同3校増)▽専修学校 3115校(同22校減)▽各種学校 1103校(同16校減)。

幼稚園は初めて1万の大台を割り込み、義務教育学校は100校を超えた。高校のうち、通信制の独立校は117校となり、過去最多となった。

学校種別の在学者数は▽幼稚園 107万8499人(前年度比6万7077人減)▽認定こども園 75万8399人(同6万3185人増)▽小学校 630万735人(同6万7815人減)▽中学校 321万1237人(同6900人減)▽義務教育学校 4万9669人(同8922人増)▽高校 309万2351人(同7万6018人減)▽中等教育学校 3万2426人(同273人増)▽特別支援学校 14万4826人(同392人増)▽専修学校 66万1043人(同1350人増)▽各種学校 10万5213人(同1万1707人減)。

多くの学校種で在学者数が減少する中、認定こども園、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校、専修学校で増加。高校通信制の在学者は20万6994人となり、初めて20万人の大台に乗った。

教員数は▽幼稚園 9万1789人(前年度比1790人減、女性比率93.4%)▽認定こども園 12万675人(同1万1160人増、同94.8%)▽小学校 42万2543人(同608人増、同62.3%)▽中学校 24万6788人(同37人減、同43.7%)▽義務教育学校 4567人(同1047人増、同54.4%)▽高校 22万9244人(同2075人減、同32.5%)▽中等教育学校 2684人(同42人増、同35.2%)▽特別支援学校 8万5927人(同591人増、同61.9%)▽専修学校 4万761人(同343人減、同52.7%)▽各種学校 8864人(同43人増、同44.5%)

教員数が前年度よりも増えたのは、認定こども園、小学校、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校、各種学校。女性の教員比率は、認定こども園、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校で過去最高を更新した。

同調査は学校教育行政に必要な基本的事項を明らかにすることを目的に、1948年度以来、毎年実施。幼稚園、認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短大、高等専門学校、専修学校、各種学校、市町村教育委員会を対象に、学校数や在学者数、教員数などを5月1日時点の数値で集計している。

在学者数の過去最高は、小学校が1958年度で1349万2087人、中学校が1962年度で732万8344人、高校が1989年度で564万4376人となっている。

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