「容姿の悩み」中学から増加 女子18歳で「成績」抜く

中学生から高校生にかけて、子供の悩みや不安はどう変化していくのか――。文科省が8月28日に公表した「第18回21世紀出生児縦断調査(2001年出生児)」の結果によると、「進路に関すること」を挙げる割合は中学1年生から急激に増加し、高校3年生時点でも最も割合が高かった。一方、中学1年生から毎年増加しているのが「自分の容姿に関すること」で、とりわけ女子では高校3年生時点で「成績に関すること」を抜き、2番目に高い項目となった。

女子の抱える悩みや不安(調査結果より一部の項目を抜粋)

この調査は2001年に生まれた子供を毎年、継続的に調査するもので、同じ子供を取り巻く状況が毎年、どのように変化していくかを追うことができる。今回は生まれてから18回目の調査に当たり、調査時点での子供の年齢は18歳(高校3年生相当)。

調査では日常生活の様子とともに、悩みや不安、進路希望などについても尋ねている。今回18歳時点で、悩み・不安として最も多く挙げられたのは男女ともに「進路に関すること」だったが、高校2年生時点と比べて割合は減少していた。

高校2年生まで男女とも高かった「学校や塾の成績に関すること」は、高校3年生時点で男女とも減少し、男子では14.0%、女子では19.2%にとどまった。

男子の抱える悩みや不安(調査結果より一部の項目を抜粋)

代わりに増加したのが「自分の容姿に関すること」で、男子では6.0%と低いものの、女子では20.0%と「進路に関すること」に次いで割合が高くなり、関心事の一つとなっていることがうかがえる。

また今回は、第一志望の進学先について初めて調査。男女ともに「私立大学」「国公立大学」の順で高くなったものの、いずれも男子の方が高くなり(私立大学では4.2ポイント、国公立大学では9.0ポイント)、一方で女子は「専門学校」「短期大学・高等専門学校」の割合が高くなっていた。

この調査は01年から厚労省が実施し、17年からは文科省が引き継いだ。対象者は01年1月と7月の一定期間に生まれた子供で、それぞれ毎年1月、7月に調査を行う。今回の回答者数は合計2万4654人(回収率80.3%)で、うち在学者が97.4%、就職者が0.6%、その他が2.0%だった。


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