外国人が理解できるやさしい日本語 文化庁がガイドライン

外国人人口の増加を受けて、文化庁は8月28日、国や自治体が情報発信する際に、日本語が堪能ではない外国人でも理解できるような「やさしい日本語」の表現をまとめたガイドラインを公表した。外国にルーツのある子供が増えていることから、学校でも保護者向けの文書などで、こうしたやさしい日本語の普及が期待されている。

国際化によって、日本で生活する外国人は国籍や母語が多様化し、翻訳だけでは対応できないケースもある。そこで、情報提供の場面では、多言語化と合わせて日常会話程度のやさしい日本語で行うことを意識する必要がある。

出入国在留管理庁と共同で制作したガイドラインでは、一方向の情報発信になりがちな「書き言葉」に焦点を当て、行政文書のような難しい表現をやさしい表現に変換する方法を解説。やさしい日本語にするための作業を①日本人に分かりやすい文章にする②外国人にも分かりやすい文章にする③分かりやすさを日本語教師や外国人に確認してもらう――の3つのステップに整理し、各ステップで効果的な工夫を挙げた。

例えば、①では、3つ以上のことを言うときは接続詞で文章をつなげると分かりにくくなることから、箇条書きを用い、回りくどい言い方は避けることや、イラスト、写真、図、記号などを使って表現すること、できる限り外来語(カタカナ語)の使用は避けることなどを例示した。

また、②では、二重否定や受け身型、使役表現を避け、文末は「です」「ます」で統一。漢字の量は多過ぎないようにし、全ての漢字にふりがなを付けることなどを求めた。

また、別冊として、外国人が日本での生活で触れる用語の意味を分かりやすく解説した「書き換え例」も別冊で設けた。

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