指針値超える化学物質検出も 教室の使用停止を要請せず

仙台市は9月4日、断熱化工事を行った市立幸町南小学校の教室で、シックハウス症候群の原因となる化学物質「ホルムアルデヒド」が国の指針値を超えて検出されていたのにもかかわらず、教室の使用停止を要請していなかったと発表した。指針値を超えた教室は同日以降、指針値を下回るまで使用中止にした。

幸町南小は同市の公共施設断熱実証実験の一環で、7月13日~8月13日に校舎3階にある3教室の壁や天井、窓の断熱化工事を実施した。18日には6種類の揮発性有機化合物の室内濃度測定を行い、受注業者から、25日の時点で5年1組と6年1組の2教室で、ホルムアルデヒドの数値が国の指針値である1立法メートル当たり100マイクログラムを超過していることが報告された。

ところが、これらの教室は測定結果を待たずに、5年1組は7月27日から、6年1組は8月19日から使用を開始しており、同市では8月25日以降も学校側に換気を依頼しただけで、使用停止を要請しなかった。

同事業を担当した市都市整備局営繕課は、化学物質調査の実施や、その後の対応に関する認識が不十分だったと謝罪。9月4日以降、指針値を超えた2教室は使用中止とし、指針値が下回ったことを確認できるまで使用しない方針を決めた。

5年1組と6年1組の児童は他の教室に移動して授業を受けており、同市によると、7日の時点で1人の児童が「目がちかちかする」と異常を訴えているという。

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