G20教育大臣会合 デジタル格差減少への取り組み強調

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続く中、主要20カ国の教育担当大臣によるG20教育大臣会合が9月5日、インターネット上のテレビ会議で開かれ、▽幼児教育▽教育の国際化▽危機的時代における教育の継続性–を議題として意見交換が行われた。日本からは萩生田光一文科相が出席し、感染症対策と子供たちの学びを両立させる重要性を強調しながら、日本の取り組みを紹介した。会合では、G20教育大臣宣言を採択し、コロナ禍における教育について好事例や経験を国際的に共有していくとともに、デジタル格差の減少に取り組む姿勢を強調した。

G20教育大臣会合で発言する萩生田光一文科相(文科省提供)

文科省によると、萩生田文科相は、感染症対策と子供たちの学びの両立が重要だとした上で、日本の学校現場の取り組みや同省の支援策を紹介。幼児教育の無償化や質的向上、教育の国際化について説明した。

採択されたG20教育大臣宣言では、危機的時代における教育の継続性について、教育システムをさらに強固にするため、各国の好事例や経験を共有することを明記。遠隔教育や、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッドによる指導については、その学びの価値を認めながらも、対面学習を補完するものとして位置付けた。また、遠隔教育の学習成果や質を評価する研究とデータの重要性を指摘した。

幼児教育については、全ての子供に質の高い幼児教育への公正なアクセスを確保する重要性を強調。デジタル技術の活用が有効だとした上で、デジタル格差の減少に取り組む必要を指摘した。

教育の国際化では、生徒・教師・研究者と知識の流動性を高めたり、奨学金を提供したりするなど、教育分野における国際的な協働やパートナーシップの重要性を取り上げ、全ての教育段階で国際的、異文化的な側面を取り入れていくことを推奨した。また、ICTが教育の国際化に重大な役割を果たすとして、ICT基盤が脆弱(ぜいじゃく)な人々のアクセスを助けていく姿勢を明記した。

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