教頭への昇任で筆記試験廃止 なり手不足解消狙い、神戸

神戸市教委が市立学校の教頭への昇任に関し、筆記試験を課すのを今年度から廃止し、本人の意向調査と面談による登用に改めるという全国的にも珍しい取り組みを始めた。主幹教諭の要件も40代から30代に引き下げる。管理職候補を養成し、管理職のなり手不足の解消につなげたい考え。今年7月の定例会で決め、すでに今月から意向調査を始めている。

同市教委によると、教頭への昇任試験の競争倍率は、小学校で2008年度に5.12倍だったのが昨年度には1.5倍に、中学校では08年度に8.78倍だったのが同じく昨年度には2.04倍にまでそれぞれ低下した。

これまでは、昇任希望者に毎年11~12月ごろに筆記試験と面談を実施して選考してきたが、教頭から校長への登用では、すでに18年度から筆記試験を廃止しており、教頭への登用についても同様にした。

教頭への昇任は、9月中に意向調査を実施し、校長からの評価や、今年度に新設した各校を巡回する地区統括官の意見などを踏まえ、1月ごろに面談を実施して決めることになる。

また、主幹教諭の要件についても「40歳以上」から「30歳以上」とし、管理職になるためのステップアップとしての位置付けを強める。

同市教委の担当者は「教頭に手を挙げる人が少なく、昇任試験の見直しで質の確保につなげていきたい。併せて教頭の業務負担を軽減し、働き方改革にも取り組んでいく」と話した。

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