教室と変わらないオンライン授業 静岡聖光がクラファン

自宅からでも教室にいるのと変わらないオンライン授業を受けられる教室環境をつくる――。静岡市にある静岡聖光学院中学・高校(星野明宏校長、生徒473人)は9月11日、学校のリアルな教室での授業を、生徒が遠隔でストレスなく受けられるICT環境を整備するため、クラウドファンディングを開始した。

新しい教室のイメージ(静岡聖光学院提供)

学生寮を持つ同校では、学校再開後も自宅と教室をZoomでつなぎ、授業に参加する生徒がいる。しかし、このやり方ではカメラが固定されていることから、自宅にいる生徒は教室の様子が把握しづらく、グループワークなどの活動に制約が生じるといった課題があった。

この状況を改善しようと、同校では教職員によるプロジェクトチームを立ち上げ、自宅にいる生徒も教室にいる生徒と同じ条件で授業を受けられるよう、ICT環境を備えた教室づくりに着手。天井にカメラを設置することで、自宅から参加する生徒が教師の板書をさまざまな角度で見られるようにしたり、教室全体を映し出して、他の全生徒とお互いに顔を見ながらコミュニケーションを取ったりできるようにする。

1教室当たりの予算は20万円に抑え、同じような課題を抱えている学校で導入可能な、汎用(はんよう)性のある教室モデルを提案するという。

クラウドファンディングは10月16日まで実施し、11月には新しい教室の運用を開始する予定。返礼品として、教室の設計図や授業実践報告書が送られるほか、プロジェクトに賛同した地元の模型メーカーのタミヤから、同校生徒がボディステッカーのデザインを手掛けたミニ四駆の限定モデルや、お茶メーカーの佐藤園から同校の校章が入ったオリジナル茶缶などが贈られる。

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