子供の可能性を引き出す 松田悠介氏らオンライン講演会

「子供の可能性を引き出すために、教育者・大人ができること」をテーマにしたオンライン講演会(次世代幼児教育研究プロジェクト主催)が9月12日に開かれ、「Crimson Global Academy」の松田悠介代表と、「コビープリスクールよしかわみなみ」の三鍋明人園長が登壇した。モデレーターは「FutureEdu」の竹村詠美代表が務めた。五感を育む教育とICT活用のバランスや、大人が変えるべきマインドなどについて、多角的な視点から語り合った。

オンライン講演会に登壇した三鍋氏と松田氏、モデレーターの竹村氏

海外トップスクールへの進学に特化した、オンラインのインターナショナルスクール「Crimson Global Academy」の日本代表として、グローバル人材の育成に取り組んでいる松田氏は「教育とは、子供が社会に出ていくための準備をしていくもの。今後、AI社会に突入していく中で、AIに取って代わられるものを準備していても意味がない」と指摘。

「子供たちは学校でも塾でも詰め込み型の学習になっていて、好きなことを探究する時間が奪われていることに危機感を覚えている。教育システムの中で育むべきなのは、感性や直感だ」と強調した。

タブレットを活用したICT保育が注目を集めている「コビープリスクールよしかわみなみ」の三鍋氏は「幼児期は出会いの場。道具としてタブレットに慣れ親しんでおくことを大事にしている」と話し、同施設ではICTを活用することで、例えば、お絵描きを簡単に何度もやり直すことができるようになったと説明。

「子供たちはアイデアを出しやすくなったし、自分の納得がいくところまで作品を作り上げることができるようになった」と変化について述べた。

これに対して松田氏は「これまでは完成した作品など、アウトプットだけが評価されていたが、ICTを活用することで、学びのプロセスが可視化される。結果だけを褒めるのではなく、いかにプロセスに光を当てて評価していくかが重要だ。それにより、子供たちの思考パターンや特性に気付くこともできる」と語った。

また参加者から、「大人や社会の在り方が変わらなければ、教育は変わらないのではないか」との質問が出た。

三鍋氏は「大人が一緒に楽しむということが大事だ」と強調。松田氏も「子供たちに夢や目標を求める前に、大人がまずそれを体現することが重要だ。大人がチャレンジする姿から、子供たちは自然と学ぶはずだ」と語った。

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