都立高入試の出願、感染防止で郵送に 全校で通級指導も

都教委は9月24日、来年春に行われる都立高校入試の実施要綱を公表し、新型コロナウイルスの感染防止対策のため、原則として出願手続きを郵送で行うこととした。また、発達障害などのニーズの増加に対応するため、来年度から全都立高校で通級指導に対応できる体制を整える方針も決めた。いずれも、同日に開催された都教委定例会で報告された。

全都立高校での通級指導体制整備などが報告された都教委定例会

来年実施される都立高校入試では、新型コロナウイルスによる長期休校の影響を踏まえて、国語では中学3年生で習う漢字を扱わないなど、出題範囲の削減がすでに示されている。

公表された実施要綱では、新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底するため、これまで志願先の高校に直接持参して提出していた一次募集の入学願書は、原則として郵送による提出に変更。将来的な活用も視野に、都立立川高校ではインターネットによる出願を試行する。

また、一般推薦で集団討論は実施せず、文化、スポーツの特別推薦の場合は、コロナ危機で大会が中止になったことを考慮し、実績を証明する書類の写しの提出は求めないとした。

さらに、小中学校で発達障害などにより、特別支援教室で通級による指導を受けている児童生徒が増加していることなどを受け、来年度から、発達障害などがある生徒が希望すれば、全都立高校で通級指導に対応する。通級指導による教員の加配は行わないものの、発達障害の支援で実績のある民間事業者と連携し、外部人材と在籍校の教員がティームティーチングを行う体制とすることで、適切な支援を行えるようにする。

一方で、在籍校以外でコミュニケーションスキルなどの専門的な指導を受けたいというニーズもあることから、2016年度から実施している「コミュニケーションアシスト講座」も継続し、土曜日などに発達障害のある生徒がグループ指導を受けられる機会も確保する。

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