室伏広治長官「いよいよ始まった」 スポーツ庁に初登庁

新たにスポーツ庁長官に就任した陸上男子ハンマー投げ五輪金メダリストの室伏広治氏は10月1日、文科省内にある同庁に初登庁した。取り組みたい課題として、来年に延期された東京五輪・パラリンピックのサポートやドーピング対策、国民の健康増進策や運動実施率の向上などを挙げた。

長官席に初めて座り、笑顔を見せる室伏広治・新スポーツ庁長官

室伏新長官は午前10時、幹部職員ら約20人の出迎えを受け、花束を受け取ってから長官室に入室した。長官席の座り心地を確かめながら、「部屋も広い。これから多くの方が来て、いろいろな話をする機会があると思う。非常に重い仕事だが、皆さんと仕事をするのが楽しみ」と第一声。職員の出迎えを受けた感想を聞かれ、「いよいよ始まったなという感じ。重責だなという印象だ。でも、皆さんから拍手で迎えていただいたので(緊張が)ほぐれ、一緒に頑張っていきたいなという気持ちになった」と笑顔をみせた。

身に着けていたネクタイは、スポーツ庁のシンボルカラーとなっている鮮やかなオレンジ色。自分でシンボルカラーを調べ、ワードローブにあったネクタイから合わせてきたという。

新長官として取り組んでいきたい課題について、室伏新長官は「当然、東京五輪・パラリンピックの大会成功に向けて、スポーツ庁の立場として側面からサポートしたい。国民の心と体の健康や、運動実施率などさまざまな点で取り組むこともある。これから内容を含めて皆さんと相談しながら決め、徐々に取り組んでいきたい」と話した。

また、選手としてドーピング対策に取り組んできた経験に触れ、「組織委員会の立場ではないが、私も現役時代には世界反ドーピング機関(WADA)のアスリート委員として、ドーピング防止活動にも力を入れてきた。そういった観点で、東京大会がクリーンな大会になるようにやっていくのは重要なことだと思っている」と意欲を見せた。

室伏氏は、スポーツ庁の初代長官として5年間務めた競泳100m背泳ぎ金メダリスト、鈴木大地氏の後任で、2代連続の五輪金メダリストの起用となった。任期は2年。

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