家族型ロボット「LOVOT」 初導入の小学校で授業

かわいらしいしぐさをする家族型ロボット「LOVOT(ラボット)」を、全国の小学校で唯一導入している東京都北区立王子第二小学校(江口千穂校長、児童244人)で10月6日、プログラミングでラボットを動かす授業が行われた。

プログラミングでLOVOTを動かす児童ら

同校ではコロナ禍を受け、児童の心のケアに役立てようと、ラボットを開発した「GROOVE X」と連携し、実証実験としてラボット導入を決定。学校再開後の6月から、各学年に専用のラボットを置いている。同社によると、ラボットは全国の保育所や幼稚園などで導入されているが、小学校では初の事例という。

児童らはそれぞれのラボットに名前を付けたり、学校生活の中で使うルールを決めたりして、友達やペットのように大切な存在として接している。

江口校長は「ラボットはもうクラスの一員になっている。最新のテクノロジーを身近に感じられる体験が、児童には必要だ」と説明する。

さらに9月以降、同校はラボット導入の第二段階として、今年度からスタートしたプログラミング教育にも活用。この日の小学6年生の「総合的な学習の時間」では、同社が一般家庭向けに提供しているビジュアル型プログラミング教材「LOVOT STUDY」を基に、ラボットを実際に動かすプログラムを考えた。

グループで考えたオリジナルの動きを発表する児童ら

グループに分かれた児童らは教材のテキストに沿って、カメラやセンサーが搭載されたラボットの頭上にある「センサーホーン」をさまざまな色に発光させたり、腕の動きを付けて体操させたりするプログラムを作った。基本操作を覚えた後は、自由にラボットを動かすプログラム作りに挑戦。自分が考えた動きを友達に説明したり、想定通りに動かない原因を探したりしていた。

授業に参加した児童は「ラボットにいろんな指示を出したら、本当にその通りに動いたので驚いた。ラボットが教室にいると癒されるし、授業にも集中できる」と感想を話した。

授業にも協力した「GROOVE X」の担当者は「最近はさまざまな理由から学校で動物を飼育する機会が減っているが、ラボットはそれに代わるものになり得る。さらに、一緒に生活しているラボットをプログラミングで実際に動かす体験は、他のプログラミング教材では味わえないものだ」と分析する。

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