職員も教育長も踊る! T.M.Rの曲に合わせ人材募集

「幼稚園、保育園、認定こども園、熱い“せんせい”を求めてる!」――。保育人材の不足に悩む滋賀県長浜市はこのほど、歌手の西川貴教さんによる「T.M.Revolution」のヒット曲『HOT LIMIT』の替え歌に合わせ、子供たちや職員がダンスをしながら、市内の保育現場の魅力をPRする動画を制作した。

『HOT LIMIT』のリズムに乗ってダンスをする子供たちと職員

動画は市の公式YouTube「はま~るtb.」に9月27日に公開され、10月7日時点ですでに1万3000回以上、再生されている。『HOT LIMIT』を採用したのは、西川さんが滋賀県出身で同県の観光大使に任命されていることだけでなく、「曲そのものが、長浜市の熱い思いを伝えるのにぴったりだったから」(市教委の担当者)。

公開後、西川さん本人もツイッターで「わが西川王国の長浜行政区からのお願いです! 来たれ、人材よ!」と投稿し、このユニークな取り組みを後押しした。

市の職員が作詞した替え歌では、1番で琵琶湖のほとりにあり、風光明媚(めいび)で住みやすい長浜市を紹介しつつ、市内に計33カ所ある幼稚園、保育所、認定こども園で保育人材が不足している窮状を訴える。2番では長浜市の就学前教育の目標や特色を、普段の実践風景を交えながら伝え、板山英信教育長が踊るシーンもある。

有名なサビの部分では「幼稚園、保育園、認定こども園、熱い“せんせい”を求めてる!」と繰り返しアピール。ダンスは子供たちも踊りやすいよう、保育士らがアレンジし、撮影や動画編集も市の職員が手掛けた。

長浜市では現在、市内の保育現場でフルタイムの職員が約20人不足。奨学金の返還支援や家賃補助など、市独自の人材確保策にも力を入れているものの、年々、募集定員に対して応募数が減少しているという。また、現在募集中の臨時職員も40人募集のところ、5人程度しか応募がないなど、保育人材の不足はとても深刻となっている。

動画制作はこの危機的状況を打開する切り札となるはずだったが、新型コロナウイルスによる休園で撮影スケジュールが遅れてしまい、今年8月の市の採用試験前の公開には間に合わなかった。それでも市教委の担当者は「高校生や大学生でこれから就職を考えている人に、保育の仕事の魅力を知ってもらえれば。就学前教育は人間形成においてとても重要で、保育の仕事はやりがいがある。ぜひ子供が好きで熱意のある人に、長浜市に来てほしい」と呼び掛けた。

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