平日の授業時数増17.5% 不登校増2割、日教組調査

日本教職員組合(日教組)はこのほど、休校による授業数の増加や行事の実施状況など、コロナ禍が学校の教育課程に与えている影響を調査した。平日に授業時数を増やした学年がある学校は17.5%、土曜授業を実施しているのは8.2%だった。再開後や夏休み明けに、不登校や保健室への登校が増えたと答えたのは2割を占めた。

今年度の学校行事が中止となった割合

同調査は8月31日~9月14日に実施。全国の小中高、特別支援学校などの1152組織から回答を得た。

平日に7時間授業を実施するなど、授業時数を増やしている学年があると回答したのは▽小学校 17.0%▽中学校など 22.7%▽高校など 8.4%▽特支 2.8%。時数を増やしているのは週当たり1日のみが44.6%、2日以上が42.6%だった。

土曜授業を実施していると回答したのは▽小学校 8.0%▽中学校など 8.9%▽高校など 8.4%。実施頻度について聞いたところ、毎週実施しているのは1.1%、隔週実施は26.6%、月に1度は21.3%だった。

また、授業時間を短くしている学校は全体で36.6%あり、内訳は▽小学校 22.4%▽中学校など 44.1%▽高校など 71.4%――で、校種によってばらつきがみられた。音楽などの実技教科を減らしているのは、小学校で22.8%、中学校で4.4%あった。

94.4%が今年度中に全ての授業を実施する予定と回答した。

今年度の学校行事ごとに中止となった割合を見ると▽入学式 6.0%▽終業式 6.3%▽運動会・体育祭 27.9%▽遠足 37.8%▽修学旅行 24.8%▽球技大会 17.4%▽水泳大会 25.4%▽授業参観 55.8%▽家庭訪問 49.0%▽鑑賞教室 34.5%▽宿泊・校外学習 45.2%▽音楽会 35.7%▽PTA活動 70.5%――などで、例えば遠足の中止は小学校や高校で高い一方、修学旅行は中学校や特別支援学校で高いなど、校種によっても違いが出た。

さらに、学校再開や夏休み明けに、不登校や保健室に登校する子供が増えたかを聞いたところ、22.7%が「増えた」と回答。感染症予防のために子供を登校させない保護者が「いる」と答えた割合も14.6%あった。

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