教師によるジェンダー差別感じる 女子高校生4人に1人

ガールスカウト日本連盟が実施した「ジェンダーに関する女子高校生アンケート」の、高校生ガールスカウトによる結果発表会が10月11日、オンラインで開催された。2割以上の女子生徒が、学校生活や進路指導などの場面で、教師からジェンダーに基づく差別的な言動を感じているという実態が報告された。

女子高校生が学校生活の中で感じているジェンダー差別

学校で「先生は男女平等に接していると思わない」と答えた割合は23%、「先生は『女の子だから』という固定観念があったり、言葉掛けをしたりすると思う」は25%、「先生は、進路指導で女子と男子に異なる期待をしている」は24%と、ほぼ4人に1人の女子高校生が、学校生活や進路指導における教師の言動で、何かしらのジェンダー差別を感じていたことが分かった。

アンケートへの自由回答や発表会参加者のチャット投稿では、「先生は男子に対し、女子よりも厳しく接する」「女子には、やたら文系を勧めてくる」「行事などで、リーダーの役割が男性で女性が補佐的な役割をしている」「生徒会の仕事で同じ仕事をしたのに、男子と女子の評価のされ方が違った」といった声が寄せられた。

発表を行った高校生は「調査では、女子高校生の53%が男女のジェンダーによる差を『特に感じない』と答えていた。しかし、女子大学生に同じ質問をすれば66%が『感じている』と答えている。大学生は行動範囲も広く、ジェンダーによる差別を感じる場面も増えることが背景にあるが、高校生の私たちもその意識を持たなくてよいのだろうか」と問い掛けた。

その上で、教育でジェンダーの違いによる差別を生み出さないために、保育士や大工など男女比率の差が大きな職業に就いている人が、子供たちにジェンダーの問題について話す機会や、教師や保護者に対して男女による能力差がないことを理解してもらう研修の必要性、女性の校長を増やすことなどを提言した。

同調査は昨年に続き、今年で2回目。6月12日~7月14日に、全国のガールスカウト会員や一般の女子高校生約700人を対象に、ウェブアンケートを実施した。


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