日仏の農業高校の交流加速 オンライン会議の開催で合意

農業教育分野でフランスとの交流を進めている農水省は10月12日、両国の次官級が出席する「第6回日仏農政ワーキンググループ(WG)」を開いた。日仏の農業教育での交流を加速させるため、両国の農業高校の生徒が参加するオンライン会議を、来年2月ごろまでに開催することで合意した。

テレビ会議で農業高校の交流について話し合う日仏の政府関係者ら(農水省ホームページより)

両国間では、2017年から農業高校の教師と生徒の交流を行ってきたが、昨年6月にエマニュエル・マクロン仏大統領が来日し、安倍晋三前首相と首脳会談に臨んだ際に、農産物の加工や食文化、農業の魅力発信などをテーマに、両国の農業高校が共同研究や交流活動を行うアクションプランに署名した。

アクションプランでは、今年までに▽農畜産物の生産における農業生産管理工程や、環境保全の成功事例の共有▽醸造、チーズ、みそなどの発酵農産物加工の知見の共有▽日仏の特徴的な料理や食文化を学ぶ交流活動▽農業を題材とした漫画による、農業の魅力発信▽景観造成や造園に関するノウハウの共有――などのテーマで、日本から11校、フランスから5校の農業高校が相互交流に参加することが計画されていた。

その後、フランスの参加校に入れ替わりがあり、同国からは8校が参加することとなった。ところが、各校で進んでいた共同研究も、今年に入りコロナ禍の影響を受けるなどして、対面での交流などが困難な状況となっていた。

テレビ会議で行われたこの日のWGでは、日本からは大澤誠農林水産審議官が、フランスからはヴァレリー・メトリック・エケ農業・食料省総局長が代表として、それぞれ出席。参加校の生徒らが研究成果を発表する場として、来年2月までに日仏の農業高校の生徒によるオンライン会議を新たに開催すると合意した。

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