柔道部での体罰など不祥事相次ぎ 宝塚市教委が謝罪

兵庫県宝塚市教委は10月13日、記者会見を開き、教職員の逮捕が相次いだことを謝罪した。同市教委は同日に臨時校長会を開き、法令順守の徹底を求めた。同市では、10月2日に市立逆瀬台小学校の主幹教諭が住居侵入容疑で、同12日には市立長尾中学校の教諭が生徒への体罰による傷害容疑で逮捕されている。

同市教委によると、長尾中の事件は柔道部顧問の男性教諭が、中学入学と共に柔道を始めた経験の浅い1年生の部員に対して、OBから差し入れられたアイスキャンデーを無断で食べたことを指導しようとして、感情の自制ができない状態で寝技や絞め技をかけたところ、胸椎を圧迫骨折し、全治3カ月の大けがを負わせた。さらにその後、もう1人の仮入部の1年生に対しても体罰が行われた。

男性教諭は2013年にも前任校の市立宝塚中学校で、生徒指導に従わなかった生徒に頭突きをして、鼻を骨折させたことで懲戒処分を受けるなどしていた。

これらの事件を受けて、森恵実子教育長は13日に謝罪文を発表。「法を順守する立場である教育公務員が、他人の住居に無断で侵入するということや、生徒の命を一番に守るべき教員が、体罰により生徒の心と体に大きな傷を負わせて逮捕されるという、子供たちの模範となるべき教職員としてあってはならない事態」だとして、同日に臨時校長会を開き、各学校の教職員に法令順守や服務規律の徹底を指導する方針を示した。

宝塚市では、16年に市立中学2年生(当時)の女子中学生が自死し、市のいじめ問題再調査委員会は今年6月に公表した報告書で、部活動で複数のいじめが行われていたことを認定。部活動指導の改善を求めていた。報告書を受けて同市教委は、今月中に部活動の課題を含めた再発防止策を取りまとめる予定で、今回のような体罰に関する対応についても盛り込む見通し。

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