運動部活動 「この緩さを来年以降も続けるのが大事」

「新型コロナウイルスをきっかけに運動部活動は変わるのか」をテーマにしたオンラインセミナー(笹川スポーツ財団主催)が10月9日に開催され、中澤篤史早稲田大学准教授と内田良名古屋大学准教授が対談した。

ウィズコロナ時代の部活動について対談した内田准教授(左)と中澤准教授

それぞれ、ウィズコロナ時代の新しい部活動はどう在るべきかを提言。中澤准教授は「学校で最優先すべきは学業であり、部活動はおまけ。コロナ禍による部活動休止で、それを再認識すべきだった。同調圧力や強制参加は防ぐべきだし、退部や休部にも寛容であるべきだ」と述べた。

内田准教授は、コロナ禍で自ら行ったオンライン授業を例に挙げ、「ものすごく密度の濃い講義ができ、続けたいと思う一方で、準備があまりにも大変で、続ければ体に影響が出る恐怖も感じた。これこそが部活と同じで、自主的だからこそ歯止めが利かなくなる」と」と話し、部活動の“ブラック化”防止案として「時短部活」を提示した。

コロナ後の部活動の在り方については、内田准教授は「コロナ禍でいろいろなものが緩くなった。これを一過性にしてはいけない。例えば家事部でもいいし、週2の部活もいい。この緩さを来年以降も続けることが大事」と強調。

中澤准教授は「部活の体質は変わらなかったが、否定派も肯定派も、このままじゃいけないと感じる機会にはなったと思う。私はそのことを言い続けたい」と力を込めた。

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