鳥取県教委が83人を処分 部活動顧問の車に生徒同乗で

鳥取県教委は10月21日の定例会で、県立高校の教員が部活動の練習試合などで、同県教委の規定に反し、顧問が運転する車に生徒を同乗させるなどしていたとして、校長を含む83人を文書訓告や口頭厳重注意の処分にしたと発表した。同県教委では、運動部活動の大会では、公共交通機関がなかったり、利用が困難だったりする会場も多いとして、早急に実情に見合った形での規定の見直しを行う方針。

同県では今年1月に、県立高校の部活動中に、有償で自家用バスに乗せて移動する、いわゆる「白バス」の利用が発覚していた。これを受けて県教委が県立学校32校に実態調査を行ったところ、いずれも県立高校で▽マイクロバスなどを使用した輸送 10校144件▽許可を得ることなく顧問の自家用車に同乗 8校87件▽保護者の自家用車で送迎 6校44件――の計275件が明らかとなった。

同県教委では、これらを行った73人の教員と、10人の校長について、10月9~19日に文書訓告や口頭厳重注意とした。

同県教委の規定では、公式大会の引率など、出張扱いで校長が公共交通機関の利用が困難などの事情があると判断して許可した場合は、教員の自家用車に生徒を同乗させられることになっているが、給特法で教員の自発的行為に分類されている練習試合の引率などの場合は認めていない。

しかし、県内には利用可能な公共交通機関がない会場も多く、保護者の負担にも考慮する必要があるとして、同県教委では早急に規定を見直し、練習試合の引率などの場合でも、県内であれば校長が、県外への移動を伴う場合は県教委が許可すれば、教員の運転する自家用車やレンタカー、マイクロバスに生徒を乗せて移動できるようにする。

また、生徒の引率時の安全運転を徹底するため、全学校で年1回以上の自動車安全運転研修を実施し、マイクロバスやレンタカーを利用する教員については、中型自動車に関する安全運転研修を年1回受講することを義務付ける。


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