【問題行動調査】小学生の暴力行為増加 歯止めかからず

10月22日に公表された文科省の昨年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」では、小学生の暴力行為の増加に歯止めがかからず、依然として増え続けていることが示された。

小、中、高の暴力行為の件数の推移(2013年度から高校に通信制課程が含まれている)

小、中、高校合わせて暴力行為が発生した学校は1万2774校で、前年度と比べ357件増。全体の学校数に占める割合は36.2%だった。

暴力行為の発生件数は7万8787件で、前年度と比べ5847件増加。校種別にみると▽小学校 4万3614件(前年度比7078件増)▽中学校 2万8518件(同802件減)▽高校 6655件(同429件減)――で、中学校や高校は減少が続く一方、小学校では増加し続けている。

暴力行為の発生件数を状況別にみると▽対教師暴力 9849件(同715件増)▽生徒間暴力 5万5720件(4592件増)▽対人暴力 1186件(同150件減)▽器物損壊 1万2032件(同690件増)――で、特に小学校では、児童間暴力が3万2120件と、全体の7割超を占めており、前年度の2万6543件から大幅に増加した。

加害児童生徒のうち、学校が退学・停学などの重い措置を取った児童生徒は▽小学校 61人(同16人減)▽中学校 565人(同11人減)▽高校 4797人(同419人減)。さらに、関係機関により補導などの措置が取られたのは▽小学校 269人(同42人減)▽中学校 1023人(同27人減)▽高校 275人(同11人増)。

学年別の加害児童生徒数

学年別に加害児童生徒数をみると、中学1年生の1万1965人をピークに、おおむね山なりになる傾向にある。ただし、前年度との伸び率でみると、小学1年生は22.8%増、2年生は18.7%増、3年生は17.1%増と、他の学年と比べて小学校低学年での増加が顕著となっている。

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