【問題行動調査】小中の不登校18万人 半数が90日以上

小中学校における不登校児童生徒が18万1272人に上り、過去最多となったことが、文科省が10月22日に公表した「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」で明らかになった。不登校の増加は7年連続。在籍児童生徒に占める割合は1.9%(前年度1.7%)となった。うち55.6%が90日以上欠席しており、不登校が長期に及ぶケースが多い状況が続いている。

小中学校における1000人当たり不登校児童生徒数の推移(文科省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」より)

校種別にみると▽小学校 5万3350人(1000人当たり8.3人、前年度7.0人)▽中学校 12万7922人(1000人当たり39.4人、同36.5人)。学年が上がるほど不登校児童生徒数が増加している。不登校の要因は、小中とも「無気力・不安」が4割前後と最も多く、小学校では次いで「親子の関わり方」(16.7%)、中学校では「いじめを除く友人関係を巡る問題」(17.2%)だった。

指導の結果、登校するようになった児童生徒はいずれも2割超で、それ以外は指導中となっている。ただ指導中の児童生徒の中で2割超は「継続した登校には至らないものの好ましい変化が見られるようになった」とされている。また自宅におけるITなどを活用した学習活動を指導要録上、出席扱いにしたケースは小学校で174人、中学校で434人あった。

高校における不登校生徒は5万100人で、前年度より2623人減少した。1000人当たりの不登校生徒数は15.8人(前年度16.3人)で、90日以上欠席した生徒は全体の19.0%だった。中途退学は減少傾向にあり、4万2882人で前年度より5712人減少した。

不登校の要因は、全日制・定時制とも「無気力・不安」が3~4割と最も多く、全日制では次いで「いじめを除く友人関係を巡る問題」(14.1%)、定時制では次いで「生活リズムの乱れ・遊び・非行」(20.9%)だった。

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