小~高の英語動画教材 都が独自配信、年度内に100本

都教委は10月23日、小学生から高校生と教員向けの独自の動画教材「TokyoGlobalStudio(トウキョウグローバルスタジオ)」の配信を始めた。今年度中に全100本のコンテンツを、専用ウェブサイトから順次提供する予定。

都独自の「TokyoGlobalStudio」のサイトロゴ(都教委提供)

オリンピック・パラリンピック東京大会を受けて、都教委は海外生活を疑似体験したり、ネーティブスピーカーと英会話したりできる「東京都英語村TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)」を2018年に江東区にオープンするなど、英語教育に力を入れている。

配信が始まった動画は、TGGでのノウハウなどを基に、英語を使う楽しさや有用性を体感できる教材として作成。GIGAスクール構想を踏まえ、学校の授業や家庭でのオンライン学習にも使用できるようにした。

今年度から全面実施となった新学習指導要領を踏まえ、中学年向けと高学年向けに18本ずつ配信される予定の小学校では、歌やゲームで英語に親しんだり、TGGの外国人スタッフと英語でやり取りするミニドラマ形式で、英語の基本的なフレーズを身に付けたりする。

また、40本が配信される中学校では、22年度から都立高校入試で英語のスピーキングテストの導入が予定されていることから、場面に応じて英語で説明したり、質問に答えたりできるスピーキング力の育成を重視した。

20本が配信される高校では、多様なテーマで英語を使って学習することを狙いに、都教委が連携している海外の大学などでの授業や最先端の研究に触れながら、STEAM教育などの探究型学習を行えるようになっている。

動画は1本当たり20~30分程度で、専用ウェブサイトには各動画に対応したワークシートや、都内の公立学校教員向けに4本の指導資料も配信。指導資料では、TGGで提供しているメソッドを解説しながら、授業での多様な発話を促す手法や教材例などを具体的に学ぶことができるようになっている。

都教委の担当者は「授業でも家庭でも、いつでもどこでも使えるのがこの教材の特徴。GIGAスクール構想の前倒しでオンライン授業のインフラ整備が進む中、どうやって効果的な学びの機会を提供するかが課題になっている。ぜひ英語教育を変えていくきっかけの一つとして、この教材を活用してほしい」と話している。

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