SDGsの理念をポスターで表現 優秀賞に9作品

国連の持続可能な開発目標(SDGs)の理念を、ポスターで表現――。子供たちにSDGsへの関心を高めてもらおうと、今年初めて開催された「SDGs全国子どもポスターコンクール」の選考結果が10月29日、コンクール実行委員会の共催団体である「子ども大学くにたち」のホームページで発表された。全国から集まった約2500点の作品の中から、審査の結果、優秀賞9点、テーマ賞34点が選ばれた。

受賞作品の前に並ぶ審査員ら

募集期間が新型コロナウイルスによる休校の時期と重なる中、全国から小学校54校1845点、中学校37校667点の応募があった。10月13日に東京都新宿区にある区立新宿歴史博物館で開かれた最終選考会では、一次選考を通過した小学生の作品224点、中学生の作品144点について、子ども大学くにたち理事長の稲葉茂勝さんや絵本作家のきむらゆういちさんら、8人による審査が行われた。SDGsの17の各テーマを自分なりに解釈し、表現を工夫して伝えようとした作品の数々に、審査員はどれを選ぶか熟考を重ねていた。

優秀賞には▽伊波和さん(沖縄県・小5)▽中山幸星さん(長野県・小5)▽福田羽唯さん(東京都・小4)▽小笠原舞南さん(沖縄県・小5)▽佐藤一期さん(東京都・小4)▽連城美空さん(宮崎県・中2)▽小柴むさしさん(東京都・小4)▽田村心優さん(秋田県・中2)▽菅野亜美花さん(福島県・小6)――が輝いた。テーマ賞には、SDGsの17の目標ごとに小学生と中学生1人ずつが選ばれた。

このほか、最終選考会ではコンテストを支援している画家の黒田征太郎さんが、子供たちの作品にインスピレーションを得て、イラストやメッセージを添えたコラボレーション作品も発表された。

応募作品をSDGsの目標ごとにみると、最も多かった目標14「海の豊かさを守ろう」には小中合わせて785点が寄せられた一方、目標8の「働きがいも経済成長も」や目標9の「産業と技術革新の基盤をつくろう」はいずれも15点を下回るなど差が出た。

コンクール実行委員長の稲葉さんは「一斉休校の影響もあり、300点くらい集まればよいかと思っていたら、全国から2512点も応募があった。ポストコロナの社会を考える上で、SDGsの各テーマは欠かせない。ポスターづくりを通じて、子供たちがSDGsについて考えたり、調べたりして、家庭や地域にも広めていってほしい」と期待を込めた。


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